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ハタヨガについて

ハタヨガとは

肉体の修練とコントロールを目的とし、健全な身体を創るためのヨガで、
身体的な「アサナ」( ポーズ・姿勢 )と「プラーナーヤマ」( 呼吸法 )を含む、鍛錬方法は、全てハタヨガと言えます。
ハタ 〈HATHA〉とはサンスクリット語で相反するエネルギーを指し、
「ハ」HAは、「太陽・陽・吸う息・力強い身体。「タ」THAは、「月・陰・吐く息・静かな心」を意味します。ハタヨガは、この2つのエネルギーのバランスを整え、陰陽の流れを調和させていくという意味を持ちます。

伝統的なハタヨガは本来、瞑想に至るまでの精神的、身体的な修行法
アサナ(ポーズ)・シャトカルマ(浄化)・ムドラー(印)・プラーナーヤマ(調気法)・ディアーナ(瞑想)で成り立っています。
瞑想状態を維持するために心身を鍛える目的で、アサナやプラーナーヤマにより身体を鍛え浄化し、印を結び心を落ち着け、最終目的である瞑想へ向かう修練方法になっています。

ヨガの実践は、「ヨガスートラ」に表されているアシュタンガの八支則の段階で成り立ってっています。
ハタヨガは、「アサナ」と「プラーナーヤマ」を中心とした修練方法ですが、基盤には
1.ヤマ(禁戒) 2.二ヤマ(勧戒) が必ず存在します。

現在、行われているハタヨガは主にアサナ(体位座法)が中心のエクササイズの要素が大きくなっているものが多くありますが、
他の運動と同様に腰痛や肩こりの緩和、運動機能の改善はもちろんのこと、日常に取り入れることで、生活習慣病、ストレスの軽減などにも効果を発揮します。

シュリ・ヨゲンドラ師からクリシュナ・マチャリア師に伝承されてきたヨガは、マチャリア師の構築した身体的要素の大きなハタヨガの技法が確立され、彼らの弟子によりヴェヴェベカナンダ ヨガ ・シバナンダヨガ・アイアンガーヨガ ・アシュタンガヨガなど、
多数の流派に分かれ伝えられ続けています。